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〈特集・ウリハッキョの今〉京都第2初級/インタビュー・金由美さん

2025年10月07日 09:00 主要ニュース

教員、オモニ、地域同胞として

金由美さん

京都市内に生まれ、京都第2初級の初めての初級部1年生として入学した。朝鮮大学校・教育学部師範科を卒業し、教員として京都第1初級で4年間勤め、結婚を機に広島へ。広島中高で2年間、教壇に立ち、夫の転勤に伴って再び京都に戻った。それから9年間にわたって京都第2初級で教員生活を送った。出産を境に教職から退き、保護者として京都第2初級に関わるようになった。幼稚班保護者の責任者、オモニ会会長を経験し、女性同盟京都府本部の役員を歴任。現在、女性同盟西南支部委員長、文芸同京都支部委員長を担っている。

「活動家家系ではなかった。1世の祖父が勝手に入学式に私を連れていって入学することになったし、朝大を希望する時には両親の反対もあった」という金さん。「学生たちと正面から向き合い、教員たちとは討論の場で子どもたちのために意見をぶつけ合った。鬱憤晴らしはその後のバレーボール」と教員時代を懐かしみながら「幼稚班に娘を送っていた時は、誕生日祝いのためにオモニたちが出し物を出したりして楽しかった。オモニ会会長になるとバザーや給食、財政のことで頭がいっぱい。書類をたくさん積んで車を走らせていたし、チヂミとホッペは1万枚焼いていたかな」と保護者時代を振り返る。

人生の中で50年間、京都第2初級と共にしてきた金さんは「第2初級は育ててくれた母校であり、力や喜びを貰い、娘も育ててくれた大切な存在」とし「子どもたちのためにここは守らないと。頑張るしかない」と語気を強めた。

(66、5期卒業生)

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