【期間連載】〈부흥-チャレンジ!ヒロキョレ⑤〉【座談会】24年経っても色あせない原点
2025年06月28日 11:00 暮らし・活動 主要ニュース2001年の広島フォーラムを振り返る
広島で24年ぶり2回目となる民族フォーラム(7月6日)が目前に迫っている。24年前に芽生えた「挑戦」と「団結」の精神は、今も脈々と受け継がれている。当時の中心メンバーたちに、当時を振り返ってもらい、後輩たちに託す思いを語ってもらった。(まとめ・全基一)

(右から)金正徳常務、李英一会長、李秀福委員長、李和枝委員長
対談者
●広島県商工会・李英一会長(当時:県青商会会長)
●総聯山口県本部・李秀福委員長(当時:県青商会幹事長)
●朝銀西信用組合・金正徳常務(当時:県青商会副幹事長)
●文芸同広島・李和枝委員長(当時:フォーラム司会)
24年前に芽生えた「挑戦」と「団結」の精神
―24年前、2001年に広島でフォーラムを開催した経緯について。
広島県商工会・李英一会長(以下、英):広島でフォーラムを開催したいと思ったきっかけは、99年に開催された兵庫フォーラムに参加したことでした。阪神淡路大震災から間もない兵庫で、復興に向かって力強く歩む同胞たちの姿に感動したのです。そのとき「広島でやりたい」と思いました。なぜなら1945年8月15日、祖国が解放され各地の同胞が歓喜に包まれるなかで、広島と長崎だけは純粋に喜ぶことができなかった。原爆という惨禍の中にいたからです。広島の歴史と兵庫の復興には重なるものがありました。

県商工会・李英一会長
もう一つ、