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朝鮮のことわざ辞典

2024年10月28日 08:47 春・夏・秋・冬

本社社員が事務所に出勤すると必ず目にするものが「今日のことわざ」である。エレベーター内の正面に朝鮮のことわざが掲示されている

▼「설마가 사람을 죽인다(まさかが人を殺す)」。そんなはずがないと油断していたことが身を滅ぼす原因になるという内容の朝鮮語の解説があり、一つひとつの単語の説明もある。また、類似する朝鮮のことわざに加え、日本語でも「油断大敵」と書かれている。QRコードを読み取ると音声が聞ける

▼これは、朝鮮学校の教科書や学生向け雑誌などを出版している学友書房が23年に発行した「楽しく学ぼう ウリナラのことわざ」から選定している。子ども用なのでわかりやすく、挿し絵もユニークで、タイトルのとおり楽しく学ぶことができる

▼「能書は筆や墨を択ばない」は、能力のある人は道具や条件の良し悪しを問題にしないという意味だ。たゆまなく努力するべきだと諭してくれる。「牛の耳に経文」は、いくら説き聞かせても何の効果もないという意味だ。そのような記事にならないよう、分かりやすい記事の作成を改めて肝に銘じさせてくれる。このように、朝鮮のことわざを学ぶだけでなく、仕事をするうえでいろんな気づきを与えてくれる

▼各地の朝鮮学校では、子どもたちがよりウリマルに慣れ親しめるようあらゆる工夫がなされている。多くの同胞が出入りする総聯本部や支部などでも、美しいウリマルが行き交うよう新たな試みにチャレンジしてはどうか。(姜)

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