埼玉県青商会主催「第20回ヘバラギCUP」
2024年10月03日 15:04 主要ニュース子どもたちにより良い学びの環境を
第20回ヘバラギCUP(埼玉県青商会主催チャリティーコンペ)が9月12日、栃木県のあさひヶ丘カントリークラブで行われた。
3月開催の予定だったが悪天候により延期を余儀なくされての今回のコンペには123人が参加した。
埼玉県青商会では子どもたちの輝かしい未来のため、同胞社会、地域社会の発展のために様々な取り組みに尽力している。
その中でも今年20回目を迎える同コンペは青商会活動において重要なイベントとして位置づけられている。収益は埼玉初中新入生の制服、幼稚園新入園児の鞄と体操着、民族教育のICT化を積極的に推進するためIPadの購入補助や英語教育のための講師費の補助、学齢前の子どもたちに向けたイベント企画などさまざまな費用に充てている。
同時に同胞だけではなく日本市民にも参加してもらうことによって広く朝鮮学校を知ってもらうきっかけになっている。
今年も15人の初級部新入生に制服が、5人の幼稚園新入園児に鞄と体操着がプレゼントされた。
崔龍哲会長(41)は「一度、延期になったにも関わらず多くの方々が足を運び、またチャリティーチケットをたくさん購入してくれ、ありがたい思いでいっぱいだ。20年もの間、当ゴルフコンペを続けて来られたのは、民族教育を守っていきたいという私たちの活動を支持してくださっている多くの方々がいたからだ。これからもより良い教育環境を構築するために様々な活動を続けていきたい」と感謝の意を述べた。
スタッフとして10回にわたり当コンペに携わってきた朝青委員長の崔智慧さん(31)は「毎年、制服を寄贈することはそう簡単なことではない。それを毎年継続してきたことがすごいと思った。県青商会、各地域青商会の日頃の努力の賜物であり、頑張っている姿に協力を惜しまない人たちの賛同の結果だと思う。朝青は財政的に同じことはできないが、民族教育のために活動していく人材が育つ場として今後もがんばっていきたい。」と語った。
林英浩副会長(42)は「みんなが一人一人に声かけをして努力した結果、たくさんの賛同者を得てコンペを無事に行えることができた。同胞だけではなく多くの日本の方々が参加してくれたことは大きな成果だと思う。これからもっと青商会の活動と朝鮮学校の存在をアピールしていけたら」と意気込んだ。(盧琴順)