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第20回関東地方初級学校ソフトバレー大会/学校生活で培った団結力を発揮

2024年01月18日 10:06 民族教育

1月14日、第20回関東地方初級学校ソフトバレー大会(主催=在日本朝鮮人東京都バレーボール協会)が東京朝鮮文化会館で行われた。

2002年度から20回に渡り開催されてきたソフトバレー大会は、初級部児童たちがバレーボールを楽しむ機会を作り、関東地方の中・高級部バレー部や同胞バレー界全体を活性化することを目的として始まった。ゴム製の柔らかいボールを使用することで、けがのリスクも少なく、バレーの経験が乏しい児童らも積極的に競技に参加することができる。

関東地方の朝鮮学校バレー部が東京中高高級部男女バレー部、朝鮮大学校男女バレー部のみとなった今も、大会は児童たちがバレーと触れ合う貴重な場として親しまれている。大会をきっかけにバレーに興味を持ち、中・高級部バレー部に入部した生徒や、卒業後に東京朝鮮排球団で活動を続ける選手もいるという。

第20回関東地方初級学校ソフトバレー大会が行われた

心をひとつにして試合に臨む児童たち

この日の大会には、関東地方の9校から14チーム、約130人の児童たちが参加した。

開会式では、在日本朝鮮人東京都バレーボール協会の金世正会長があいさつを行い、大会を通してバレーを全力で楽しんでほしいと児童たちを激励した。

2つのグループに分かれて行われた競技では、東京第4初中、西東京第2初中が各グループで優勝を勝ち取った。児童らは、ミスがあれば励ましあい、得点すれば互いに喜びあいながら懸命にボールを繋ぎ、学校生活で培った団結力を十二分に発揮した。

在日本朝鮮人バレーボール協会の鄭燦吉理事長は児童らに向けて「バレーは同じ選手が2度続けてボールに触ることができない競技。だからこそコートに立つ選手たちの団結力が試される」としながら、「(児童らは)試合を重ねるごとに見違えるほど上達した。皆が力を合わせて頑張った結果だ」と語りかけた。

得点を喜ぶ児童ら

 

児童らは懸命にボールを追った

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