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米国の核脅威に対する対抗姿勢を表明/軍事論評員の文

2023年11月07日 10:46 軍事

自衛的各武力の拡大、強化へ

113日に朝鮮中央通信が配信した「われわれは朝鮮半島と地域での抑止力を強化し、戦略的安全性を向上させるための軍事活動を続けていく」と題した軍事論評員の文は、増大する敵対勢力の核脅威に対して自衛的核武力を絶えず拡大、強化していくという朝鮮の立場を改めて示した。

同文は、米国が1日に南朝鮮軍部の代表団をバンデンバーグ宇宙軍基地に招き、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の試射を強行したことについて言及し、米国が「拡張抑止公約」誇示の一環として7年ぶりに南朝鮮軍部の参加の下でICBM試射を行ったことで「米核戦力の目標が誰なのかを明白に示した」と指摘した。

また、米国防省が航空機に搭載可能な核爆弾「B61」の新たな改良型「B61–13」の開発計画を公式発表したことについて触れ、「時を同じくして同系列の米国戦術核爆弾を朝鮮半島に再配備すべきだという無分別な主張まで敵の中で公然と唱えられている」と非難。「欧州と中東地域で大規模の武装衝突がさらに激化し、核保有国間の軍事的対立が前例なく高調している中で本格化されている米国の核武力増強策動は、核兵器の実戦使用で軍事的覇権を握ろうとする危険極まりない企図としか他に評価のしようがない」と述べた。

同文は、「共和国武力は、国家の自主権と安全利益に対するいかなる敵対的脅威に対しても領土外で無力化させるための万端の対応態勢を維持しながら敵の動きを注視している」と警告を送り、「米国が戦略核でわれわれを狙おうと、戦術核を引き込もうと、核には核でというわれわれの軍事的対応立場は絶対不変である」と朝鮮の立場を強調。そのうえで、「自衛的核武力を絶えず拡大、強化することは、敵対勢力の脅威からわが国家の安全を守るための正当防衛権行使であり、北東アジア地域はもちろん、世界の平和と安全保障のための強力な牽制措置となる」と述べた。

(朝鮮新報)

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