ニヤつく教員/鄭明洙
2023年08月29日 08:00 それぞれの四季教員生活6年目の夏、毎年更新される猛暑もへっちゃらなんてことはないけれど、かれ、かのじょらは毎日、元気に登校してくる。
かれ、かのじょらの教室は、教員室から一番遠い場所にあるはずなのに声がよく聞こえる。朝から聞こえてくる大きな声は、笑い声であれ、喧嘩する声であれ、自分にとっては、一日の始まりを知らせてくれるいい目覚まし時計だ。
今年度、九州初中高の初級部3年生の担任になった私は元気すぎるかれ、かのじょらを見るとついニヤついてしまう。別に悪いことを企んで笑っているのではなく、教員なら誰しも児童たちの成長を感じたときは嬉しくて笑ってしまうものなのだ。
たとえば、