社会で一般化した「差異」/朝鮮人識別を考える
2023年06月02日 09:02 社会外国ルーツの人を潜在的な犯罪者とみなし行う職務質問(以下、レイシャルプロファイリング)を考えるシンポジウムが5月27日、東京都内で行われた。シンポでは「治安維持」のために「不良外国人」を摘発し排除する日本の捜査機関の差別実態が指摘された。ヘルシンキ大学講師の朴沙羅さんは、関東大震災下の朝鮮人虐殺の事例などから朝鮮人がどのように識別されたのかを解説。また、身体的特徴からは見分けられない「差異」を恣意的に生み出した当時の社会構造について話した。
発言に先立ち、朴さんは「特定の人種を『犯罪者』とみなす警察の慣行を抽象化し、