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千葉初中でフレンドシップフェスタとオリニフェスタ

2023年05月30日 17:34 交流

友好根づく地域に

第10回フレンドシップフェスタ(主催=千葉県青商会、朝青千葉県本部)と第4回オリニフェスタ(主催=女性同盟千葉県本部)が5月21日、千葉初中で行われた。フレンドシップフェスタに同胞と日本市民たち1200余人、オリニフェスタに学齢前の子どもたちと保護者、同校低学年児童たち150人が参加した。

第4回オリニフェスタ「みんなで遊ぼう! ウリウリランド!」が千葉初中で開催された。

4年ぶりの朝・日交流

フレンドシップフェスタは東日本大震災による被災地復興支援と千葉県の朝・日交流の発展のために2011年から毎年開催されてきた。しかし、新型コロナウイルスの影響により4年間、中断を余儀なくされてきた。

当日、会場にはオモニ会や日本の市民団体などが準備したキムパプ、朝鮮風冷やしうどん、焼き肉、パイナップルなどの屋台が目白押しに並んだ。オモニ会と共に、かつて同校保護者だったオモニ達が学校支援のために、支部ごとに役割を分担し、準備してきた朝鮮料理は、特に大盛況だった。
また、マッサージコーナーやチマ・チョゴリ試着撮影会などの企画コーナーが設置された。同時に、近隣施設でフットサル大会が開かれ、同校サッカー部を含めた朝・日12チームが熱戦を繰り広げた。

特設ステージでは開会宣言の後、和太鼓グループ千種太鼓による公演が行われた。次に、趙来旺共同実行委員長(千葉県青商会会長)が開会のあいさつをした。趙委員長は今回のフェスタの意義が「千葉地域で、同胞と日本市民たちの交流を促すためだ」とし、参加者たちにフェスタを思う存分に楽しんでほしいと話した。

司会者は賑わう会場を千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」と共に歩きながら、各売店を紹介して回った。

特設ステージではチョゴリファッションショーや朝鮮大学校軽音楽団による公演、同校児童・生徒らによる公演が披露された。フットサル大会で優勝した同校中級部サッカー部が表彰され、手押し相撲などの来場者参加型企画、抽選会が行われた。

金正泰共同実行委員長(朝青千葉県本部委員長)は「多くの方々が協力してくれたおかげで4年ぶりにフェスタを開催することができた」と述べ、「これからも国際色豊かな千葉県を朝・日友好の力で共に盛り上げていこう」と呼びかけ、フェスタを締めくくった。

 

「ウリ」とのつながりを

 

オリニフェスタ「みんなで遊ぼう! ウリウリランド!」は2001年から保護者の世代が代わる5、6年を周期に開催されてきた。しかし、予定されていた20年以降、新型コロナウイルスの影響により開催を中断せざるを得なかった。昨年9月には子どもたちの安全を考慮してオンラインで開催、この日は待ちに待ったオフライン開催となり、子どもたちは楽しいひと時を過ごした。

今回のオリニフェスタには「キムパプ」作りのような多彩な工作教室と遊戯コーナーが設けられ、0~2歳児の保護者を対象にした子育て講座も行われた。なかでも、講堂で行われたハイハイレースとリズム体操はこの日いちばんの盛り上がりを見せた。

最後に、チョゴリファッションショーが特設ステージで行われ、保護者と共に出演した子どもたちの民族衣装をまとった姿に参加者たちの温かいまなざしが注がれた。

オリニフェスタに初めて参加した左友美(39)さんは「自分の子どもが思い切り楽しんでいる姿を見ることができて嬉しかった」としながら、子どもたちのためにイベントを企画してくれたスタッフたちに感謝の意を述べた。

(高晟州)

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