同胞愛、学校愛に包まれて／愛知中高、新たな学び舎に

新校舎での学校生活に期待を膨らませる生徒たち

新たに建設された愛知中高の校舎は、生徒たちをやさしく包むような空間で彩られた現代的な作りだった。「入舎式」（5日）に参加した同胞、保護者、在校生らは校内の施設を回りながら、同胞愛、学校愛がつまった校舎に笑顔を咲かせ、今後の期待を膨らませた。（文・全基一、写真・盧琴順）

喜びの声

高級部３年生の金加恵さん、金香姫さん、金香那さん、鄭美希さんは「校舎が新たに建設された歴史的な年に、学校生活を送ることができて嬉しい」と喜びをにじませた。4人は、校舎は「明るく、あたたかい雰囲気に包まれていて、友だちと仲睦まじく過ごすことができそうだ」としながら、「勉学に励んで、同胞たちの期待に応えたい」と口を揃えた。

同校で31年間教鞭をとり、2000年から10年まで同校校長を務めた黄判坤さん（73）は、新校舎を感慨深く見上げていた。黄さんは「新校舎に喜ぶ子どもたちの姿が微笑ましい」と目を細めながら、「新校舎は同胞たちの愛で建てられた学校だ。教職員と生徒たちは

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