多様化の時代に/李るい
2023年03月20日 09:00 それぞれの四季 論説・コラム内閣府が作成した2022年版男女共同参画白書の中の特集「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか」が興味深い。
それによると、20代の女性5割、男性7割が「配偶者・恋人がいない」状態で、「結婚の意思なし」と回答したのは20代の女性が14%、男性が約19%、30代の女性が約25%、男性が約26%だ。その理由について、女性の場合半数が「結婚に縛られたくない」「好きな人に巡り合っていない」で占め、他にも「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」などが高く、男性の場合は「結婚生活が送れるほど経済力がない・仕事が不安定」が高い。ほかにも、50歳の女性の6人に1人、男性の4人に1人が結婚経験がなく、40年前と比べて単独世帯の数が約2倍になっているという。
階級格差の拡大などの社会構造や意識の変化に伴い、いまや結婚することだけが選択肢ではなくなっている。独身でいる人や離婚する人、再婚する人、あるいは結婚(法律婚)という形を取らずに家族を持つ人や親と暮らす人… 日本に暮らす在日同胞の生き方も多様化が進まざるを得ないだろう。
朝青を卒業した未婚女性がどの組織に所属するのか、子どものいない同胞がどのようにウリハッキョに関わっていくのかなど、こうした家族・人生の在り方の変化や多様化に対応していくことも求められると思う。
(千葉県在住・朝青千葉専従活動家)