ラグビー・李承信が講演／京都府青商会が主催

2022年12月21日 12:04 スポーツ

京都府青商会が主催する特別講演会に李承信選手が出演した

京都府青商会が主催する特別講演会「未だ見ぬ世界の扉を開け！－朝高から世界へ－」が10日、キャンパスプラザ京都で行われた。

講演会には、今年、朝鮮学校卒業生として史上初めて15人制ラグビーの日本代表（トップチーム）に選出され、活躍した大阪朝高出身の李承信選手（コベルコ神戸スティーラーズ所属）が登壇。約210人の参加者が耳を傾けた。

特別講演会は、「未来塾」（京都中高中級部2年生対象）、チャリティーゴルフコンペ「ミレカップ」に並ぶ、京都府青商会が主催するビッグイベントの一つ。これまで、元サッカー朝鮮代表の安英学さんやお笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん、その年を表す一文字の漢字を清水寺で揮毫していることで知られる森清範住職など、開催年に応じて、同胞社会や世間一般で注目を集めた人を講師に招いてきた。講演会は今年で11回目を迎え、収益の一部は朝鮮学校のチャリティに充てられている。

李承信選手と京都府青商会

講演会では、李選手の生い立ちやラグビーを始めたきっかけ、大阪朝高で確立されたアイデンティティ、さまざまな出会いとラグビー日本代表での経験、23年フランスW杯にかける思いなどが語られた。

最後に元ラグビー・セブンズ日本代表の徐吉嶺さんから李選手に花束が手渡された。

（文・全基一、写真・盧琴順）