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新規発熱者、患者ともにゼロに/感染状況は「終息段階」

2022年08月05日 07:00 共和国

朝鮮で5月に新型コロナウイルス感染症のオミクロン変異株「BA.2」の国内流入が確認されて以来、発熱者が0人になった。朝鮮中央通信が伝えた非常防疫司令部の発表によると、1日の発熱者は初めて0人を記録した7月29日(前日18日から24時間)から4日まで6日連続0人を維持し、3日には治療中の患者も0人になった。朝鮮メディアは、全国的な感染状況が「終息段階」に至ったとしながらも、緊張を緩めることなく感染防止に努めることを呼びかけている。

最大非常防疫システムは維持

朝鮮では、4月末に原因不明の熱病が全国で拡大したことを受け、5月12日に最大非常防疫システムを稼働して以降、「最短期間の感染源根絶」を目指して一貫して取り組んできた。

一時は1日の新規発熱者が約39万人にまで膨れ上がったものの、その後は7月11日に1千人を、同24日に100人を下回るなど、ほとんど毎日減少し続けた。4日18時現在、全国的な発熱者は477万2813人で、死亡者74人を除く全員が全快した。最大非常防疫システム稼働からわずか3カ月、新型コロナ終息への最終段階に入った。

緊張を緩めることなく防疫対策を維持している(労働新聞)

新規発熱者、患者ともに0人になったものの、4日現在、最大非常防疫システムは依然解除していない。

朝鮮では、全国的に感染症の拡散が終息段階に入ったことに応じて、全般的な防疫の形勢の安定的な統制・管理を強化し、防疫を強固にするための活動が各方面から推進されている。すべての人民が現在の安定局面に安心したり、気を緩めたりする傾向が絶対に現れないように高度の緊張性と警戒心を堅持することを求めている。

とりわけ世界的に急拡大している新たな変異株やサル痘ウイルスなどの伝染病の国内流入を徹底的に防ぐための先制的な活動が全国的に進められている。

国家非常防疫司令部は6月30日、オミクロン株が、軍事境界線と隣接する江原道金剛郡伊布里で見つかった「目新しい物」から国内に流入したと発表した。このことから、沿線地帯の河川への検査と同時に、住民らが「目新しい物」や野生動物と絶対に接触しないようにし、「真新しい物」を発見した場合は即時通報する厳格な対策を講じている。

医療部門では新型コロナ感染症対策で得た経験に基づいて中央級の病院と末端の治療機関との連携、協働を強化するための合理的な方法を導入し、検査の科学化、情報化レベルを高めている。

また、治療機関では一部の感染者の中で生じている後遺症を緩和させると同時に、風邪をはじめとする疾患をもつ患者の把握と治療にも注力している。

(朝鮮新報)

 

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