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〈歪む社会の目、誰が正すのか〉強制連行の歴史は消えない、問われ続ける責任/群馬追悼碑裁判

2022年07月06日 10:14 歴史

県立公園「群馬の森」に静かにたたずむ追悼碑

県立公園「群馬の森」にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑をめぐる訴訟は、「政治的な判断」(下山順弁護士)を行った下級審判決を正すことなく、司法の役割を放棄した最高裁の不当決定によって幕を閉じた。

裁判でとりわけ問題なのは、追悼碑の設置を許可したにもかかわらず、排外主義団体によるヘイト街宣が起きるまで何ら対策をとらなかった県側の責任は度外視したまま、守る会側が追悼集会で「強制連行」という発言を用いたことで碑の中立性が損なわれ、よって碑の価値もなくなるという論法で、司法がすべての責任を追悼碑に帰結させた点にある。

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