同級生たちとの別れを惜しむだけの旅行ではなく、学びの場があってはどうか―。そのような趣旨から、朝鮮学校では長いこと中級部の修学旅行先に、京都や奈良、沖縄など日本の戦争加害の痕跡が色濃く残る地や、朝鮮ゆかりの地に訪ねる傾向にある。今回紹介する長崎も、そんな学びのための場所であり、歴史的な要素が数多く詰まっていた。
長崎を初めて訪れたのは2019年3月のこと。東京外国語大と同志社大の大学院生らが企画したフィールドワークに同行取材するためだった。
2019年のフィールドワーク同行時、案内をしてくれた木村英人さんが見せてくれた高島の資料
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