〈人・サラム・HUMAN〉対外経済省体育団監督/チェ・チョンボクさん(33)
2022年04月12日 07:10 論説・コラム 人・サラム・HUMAN朝鮮初の女子レスリング国際審判員
対外経済省体育団女子レスリング監督を務めるチェ・チョンボクさんは朝鮮初の女子レスリング国際審判員として活躍している。
チェさんは7歳のころから西城区域青少年体育学校で器械体操を習った後、2005年に対外経済省体育団でレスリング選手としてのキャリアをスタートさせると、優れた運動能力と並々ならぬ努力ですぐさま頭角を現した。選手生活をはじめて2年後の2007年、国内の青年選手権大会の女子レスリング55キロ級で初優勝を飾った。その後、09年と11年のアジアレスリング選手権大会でも入賞するなど、国際大会でも好成績を収めた。
練習中に負った負傷により、選手生活を断念。しかし、レスリングそのものを放棄しなかった。朝鮮体育大学で学び、卒業後に国内の女子レスリング種目における初の女性監督、審判員に。選手時代の熱意そのまま、自身の後継ぎとなるような優秀な選手を数多く育てる一方、審判としても国内競技において公正かつ正確なレフェリングで高い評価を受けた。
そして、2019年にジョージアで行われたレスリング国際審判試験にチャレンジ。男子レスリング競技でも主審としての役割をしっかりとこなすなど実力を発揮し、他の審判員や観客の注目を集めた。
試験に見事合格したチェさんは、2020年2月に晴れて国際レスリングの審判として登録された。
【平壌支局】