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〈学美の世界 32〉無意識の安心感・同調から芽生える自我/康貞淑

2021年08月02日 08:13 主要ニュース 文化

子どもたちの作品に、子ども特有のしるし(印)があると感じた人は多いだろう。

天体、動植物、乗り物、人工物…共通認識として描かれたしるしに、集団生活の心理的同調を垣間見る。しかし、それらがまったく別の意図をもって描かれた場合は、同調ではなく独自性の兆候ではないか。

例えば、太陽のように幼少期に描かれたしるしが、自我の芽生えにより描かれなくなるのは、無意識の安心感に対して、実はそうではないのだと気づいたからかもしれない。

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