東京第3初級の新校舎デザイン/2020年度「キッズデザイン賞」受賞
2021年07月06日 15:25 主要ニュース 暮らし・活動 民族教育拠り所になる原風景を
昨年10月に新校舎竣工式が行われた東京第3初級。同年1月には児童たちの初登校に際し「帰校式」があり、同胞たちも駆けつけ地域コミュニティーの慶事を祝った。新校舎が完成するまでの間、学校関係者や建設委員らとともに尽力した一級建築士の林誠澤さん(45)もその一人。児童らの姿を見守る林さんの様子は、どこか晴れやかで満足感にあふれていた。今回、林さんが設計した同校新校舎のデザインが、2020年度「キッズデザインアワード」で「キッズデザイン賞」に選ばれた。
「秀逸」と評価
「キッズデザインアワード」(主催=NPO法人キッズデザイン協議会、後援=経済産業省など)は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」などの目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に2007年に創設。インダストリアルデザイナーで株式会社オープンハウス代表の益田文和氏など総勢19名の名だたる審査委員たちが審査し優れた作品を顕彰する制度で、07年以降、毎年実施されてきた。同アワードの表彰作品には「キッズデザインマーク」をつけることが認められ、販売促進活動や広報活動などで、その成果を広くアピールすることができる。
14回目となる昨年度アワードには390点の応募があり、237点が受賞。東京第3初級の新校舎は「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」での受賞となった。(同アワードでは「キッズデザイン賞」の中からさらに最優秀賞、優秀賞などが選出される。)