学校創立を祝し、映像作品を放映/横浜初級
2021年05月31日 23:44 主要ニュース 民族教育「愛着心」抱いてくれるよう
横浜初級で、学校創立記念事業の推し進めている。
今年度、学校創立75周年を迎え、来年度には初の在日同胞学生祖国訪問団を輩出(1972年)してから50周年を迎える同校。昨年以降、学校創立記念事業の3カ年計画を立て、地域同胞が学校を中心に力を合わせて神奈川同胞社会の明るい未来を築いていくための活動を実施してきた。
昨年度にはグラウンドの人工芝生化や、通学バスの増車など、園児・児童数増加に向けた教育環境の整備に注力。また今年度に入ってからは学校創立75周年を祝う映像作品「ウリハッキョの青い樹」をオンラインで放映することを決定した。実行委員たちはこの取り組みを通じ「75周年はあくまで通過点。21年度までの3年間で、すべての地域同胞が学校に関心を持ち、密着し、愛着心を抱いてくれるようにしたい」と話している。
成功へ向け拍車かけ
これと関連し21日には「横浜初級創立75周年記念オンライン放映第3回実行委員会」(以下、実行委)が総聯神奈川県本部会館で行われた。同校の慎時男校長と総聯横浜支部の魏慶浩委員長、総聯湘南西湘支部の裵賢徹委員長をはじめとする同胞、関係者ら12人が参加した。
今年の4月に発足した実行委では、映像作品「ウリハッキョの青い樹」のオンライン放映を成功させるため、定期的な討議を繰り返してきた。
放映を控えた最後の会議となったこの日。実行委員たちは映像の完成度を高め、より多くの人へ宣伝しようと協議を深めた。
同実行委の金載旺事務局長(総聯神奈川県本部・宣伝文化部長)は「SNSで徐々に関心を呼んではいるが、目標は高く持っていきたい。最後の拍車をかけて宣伝し映像を仕上げよう」と呼び掛けた。
「シンボル」テーマに
来る6月15日から6日間にかけて放映される映像作品「ウリハッキョの青い樹」は、同校のグラウンドに育つ樹木を題材に創られた曲「ウリハッキョの青い樹」(作詞・作曲:崔玉姫)をテーマに、同校の沿革をさまざまな形式で振り返る内容となっている。