〈子どもたちにナルゲを2〉新たなステージで活躍する講師
2021年05月24日 09:00 主要ニュース 民族教育つながりをもって
2008年に始まったインターネットウリマル教室「ナルゲ」は、初期の講師たちのたゆまぬ努力により、開始当初から準正規教育網の重要な役割を担ってきた。
教員を夢見て朝鮮大学校・文学歴史学部に入学した李純瑛さん(26、静岡初中教員)も、「ナルゲ」で朝鮮語を教える先輩たちに魅力を感じて講師になった。
担当した受講生は、奈良県に住む朱袈那さん。当時は小学2年生だった。
なんといっても、袈那さんは「勉強熱心」だったそう。「宿題を忘れたことはないし、授業中も積極的に質問してくれた。眠気に襲われた時も『先生、顔洗ってきていいですか?』と聞いてくるほどの熱心さ」に、李さんは毎度驚かされていたという。
1年経つと、袈那さんの朝鮮語の実力はグンとあがった。「朝鮮語で書かれたマンガを声に出して読めるほど」。李さんが大学を卒業するころには朝鮮の歌を何曲も覚えて歌っていたという。週に1回、非対面での授業によるハンデを乗り越え、十分に朝鮮語を習得できるという「ナルゲ」の可能性を袈那さん自身が広げた瞬間だった。
2016年3月、朝大を卒業した李さんは袈那さんと初めて対面することに。奈良幼稚園で土曜児童教室の修了式が行われる日、袈那さんが来校するという情報を聞いて直接足を運んだのだ。