〈人・サラム・HUMAN〉佐喜眞美術館館長/佐喜眞道夫さん(74)


美術館で歴史を語る

佐喜眞道夫さん(74)

沖縄戦が終わった翌年の6月、疎開地であった熊本県で生まれる。沖縄県出身の両親から島の美しい自然や文化の話を聞いて育ち、行ったことのない故郷に思いをはせるように。

1954年夏、家族で沖縄へ一時帰省。しかしそこに「美しい島」の姿はなかった。

「木も、畑も、山も吹き飛んでなくなっていた。サンゴ礁の岩がむき出しになって、街が真っ白だった」。戦争の恐ろしさを感じた瞬間だった。

この経験をきっかけに「沖縄のために何かせんといけん」という思いが強まった。東京で鍼灸師をしていたころ出会った画家の丸木位里、俊夫妻(故人)の絵「沖縄戦の図」を見て、沖縄戦について語る美術館を建てようと決めた。1994年に「佐喜眞美術館」を開館。

現在、美術館は普天間基地に食い込むような形で建っている。

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