〈それぞれの四季〉「『ニョメン』が憧れだった」/朴美順
2021年04月17日 09:00 主要ニュース留学同大阪の盟員だった頃、8.15(パリロ)大会に参加したことがある。
一世のハルモニ、ハラボジからウリマルを喋る幼稚園児まで各世代のトンポが集まり出会いを楽しんでいた。その中で最も輝いて見えたのが女性同盟の女性たちだった。泣いて笑って弁当を分け合って、子どもたちを連れて歌って踊るとてもパワフルな存在だった。いつか女性同盟で仕事をしてみたいと憧れていた。
結婚後ニョメンイルクンになった。同じ時期に赤ちゃん連れの仲間が3名で、先輩たちは常に子どもたちの面倒を見てくれ、私たちを同志として大切にしてくれた。
女性同盟中央の講習会で女性同盟結成からの歴史を学んだ事がニョメンに対する愛着を深めてくれた。そこで聞いた体験談は、女性同盟結成当時からの在日朝鮮人女性たちの歴史そのものだった。