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〈ここにも同胞の名店・愛媛〉国際亭

2021年03月09日 12:00 ここにも同胞の名店 主要ニュース

大腸、小腸、コブクロ、センマイ、ハートなど7種類のホルモンを、うま辛ダレで味付けした「ホルモンデラックス」はスタミナたっぷり

店舗紹介

松山駅から徒歩5分の場所に位置する「国際亭」は1970年にオープン。現在はオーナーの宋哲孝さん(70)と高光姫さん(69)の夫妻が店を切り盛りしている。同店がこだわっているのは「いかに肉の味を損なわないようにするか」。そのため上質な肉を選びながら、タレの味付けはできるだけ薄味にしている。「味にうるさい客も、国際亭が提供する肉とタレのマッチングに満点をつけてくれています」(高さん)。

イチオシメニューは、10年ほど前から提供し始めた「ホルモンデラックス」。大腸、小腸、ガリ、コブクロ、ミノ、センマイ、ハートなど7種類のホルモンをうま辛ダレで味付けした一品(450㌘、2,500円)はスタミナ満点。複数人でお店を訪ねる客にはピッタリだ。ほかにも、一人焼肉セット、ペアセット、ファミリーセットなど、客層とニーズに合わせて多彩なコース料理が揃っている。

「テールスープ」も高さん自慢の一品だ。何種類もの野菜を牛テールとともにじっくりと煮込んだ辛めのテールスープは、とってもヘルシーで女性客から人気を集めている。この味を目当てに同店を訪れる人も少なくないという。

宋さんとの結婚を機に店に入るようになった高さんは、今年71日で店に立つこと32年目を迎える。今でこそ快活な笑みを浮かべて「私がお店の顔」と自称するが、「元々は客商売が苦手で、人と接するのもあまり好きではなかった」という。

「でも60歳の頃からか『これは天職かな』と思い始めた。自分の作る味で感謝の言葉をもらえると心地よく感じるし、子育て世代や若者たちの相談に親身になって耳を傾ける中で、客との距離が縮まり幅広い人たちが利用してくれるアットホームな店になっていった」

そんな中、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、緊急事態宣言期間には客足が遠のいた。高さんの胸のうちでは「このままお店が忘れられてしまうのではないか」と不安が募る一方だった。それでも「無我夢中」で店を運営する中で「お客さん一人ひとりの存在をより大切に感じるようになった」。

「コロナ禍でも常連客などが『また食べに来ます』『応援してあげよう』とうちの店を利用してくれる。これからも敷居を低くして、誰でも利用しやすい店にしていきたいです」(高さん)

基本情報

店名 : 焼肉とホルモン鍋 国際亭

住所 : 愛媛県松山市宮田町391-7(JR松山駅徒歩5分)

営業時間 :火~日 17:00~22:00

定休日 :毎週月曜

電話 : 089-941-0741

HP : https://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38002123/

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