夢と希望を胸に、185人が新たな門出/朝鮮大学校第63回卒業式
2021年03月15日 15:58 主要ニュース 民族教育朝鮮大学校第63回卒業式が14日、同校講堂で行われた。総聯中央の朴久好第1副議長兼組織局長、宋根学副議長兼教育局長、姜秋蓮副議長兼女性同盟中央委員長、教職同中央の慎吉雄委員長、同校の韓東成学長、洪南基理事長、李清敏副理事長をはじめとする教職員そして卒業生と保護者らが参加した。
式では、朝鮮教育委員会から送られた祝電の紹介に続き朴久好第1副議長が祝賀のあいさつを述べた。
韓東成学長が学事報告を行った後、卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した。また、勉学と部活動を通して活躍した学生たちに、朝鮮教育委員会、総聯中央常任委員会による表彰があったほか、優秀成績賞、卒業論文賞などが授与された。
卒業生を代表して政治経済学部の李舜さんが決意表明をした。李さんは保護者たちや教員、同胞らへの感謝の気持ちを述べたうえで、同胞社会の発展と後輩たちの未来のために役割を果たしていくと述べた。
式後には卒業生らによる公演が行われた。
参加者たちは、夢と希望に胸を膨らませ巣立っていく卒業生らの新たな門出を祝福した。
この日、会場では参加者らのマスク着用とアルコール消毒を義務付けるなど徹底した防疫対策が取られた。
「朝大が育ててくれた」
「教員になると決めたからには、親としてしっかり応援してあげたい」と話すのは、外国語学部を卒業した金春華さんの母・夫貞順さん(55)。5人の子どもたちを朝大へ送り、今回4番目の娘である春華さんの卒業を迎えた。