〈新型コロナウィルス〉個人別感染予防対策チェックリスト
2021年02月06日 12:00 主要ニュース医協東日本本部看護部会長の李英子さん監修の個人別感染予防対策チェックリストです。ひとつでも心当たりがある場合は、まだ万全ではないといえます。みんなが笑顔で過ごすために標準予防対策をしっかと、効果的に根気強く行っていきましょう。
□ マスクを常にかけている
マスクの必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・職場では100%装着している
・家の中でもマスクを着用している
・手を洗ってから装着している
・食事を作る時もマスクを着用している
・食べるとき以外は、外さないようにしている
・家から出る前に装着し、使用中のマスクをできるだけ触らないようにしている
・使用中のマスクを触る場合は表ではなく、両手人差し指の第一関節だけを裏側に入れてずれを直している
・マスクを外した後はビニール袋に入れて捨てている、もしくは蓋付きのごみ箱に捨てている
□ 手洗いはこまめに行うことを心掛けている
手洗いの必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・石鹸を携帯している
・石鹸を泡立てて爪の間から手首までくまなく洗っている
・一行為一手洗いに近い行動をとっている
・外出後は必ず洗っている
・食事の前には必ず手洗いをしている
・共同スペースや共同の物に触った時は必ず手洗いをしている
・人と握手をした際はその後に手を洗っている
・家族と手を握った際はその後に手を洗っている
・職場に入る時に手洗いを心掛けている
・人の家に行った際は、手洗いを行ってから対面している
・手拭きは自分専用にしている
□ 咳・くしゃみの際はきちんと咳エチケットをしている
咳エチケットの必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・マスクを行っていても咳エチケットを行っている
・我慢できる時は誰もいないところで咳・くしゃみを行う
・痰は必ずティッシュにくるみビニール袋、もしくは蓋付きのごみ箱に捨てている
□ 3密を防ぐように生活を送っている
3密を避けるためにも、以下のこともチェックしてください。
・できるだけ三密にならないように心掛けている
・あえて人が集まる所には行かないようにしている
・人が近づくと離れるようにしている
・人と会話をする際は一定の距離をとる
・人と会話をする時は必ずマスクを着用している
・買い物は人が少ない時間に行っている
・イベントなどは誘われても自ら行かないようにしている
□ 換気をすることをいつでも心掛けている
換気の必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・寒くても二人以上いる場合は換気している
・換気の有効な方法を知っている
・職場でも換気を積極的に行っている
・家でも換気を積極的に行っている
・電車、バスに乗ったら換気を行うようにしている
・車に乗る場合も換気モード・窓開け(効果的な位置まで窓を開ける)をしている
□ 共同スペースや物を使用前は後必ず消毒、除菌を行っている
消毒、除菌の必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・共同スペース、共同物品は使用前後に除菌している
・有効な消毒、除菌の方法を知っている
・消毒液の作り方、使い方を知っている
・持ち物、携帯電話などはこまめに除菌している
□ アルコールを持ち歩き、こまめに消毒を行っている
消毒の必要性をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・アルコール消毒を行う際手順通りに行うよう心掛けている
・一行為一アルコール消毒を心掛けている
・一回量を守っている
・外出時は携帯しこまめに行っている
・食事の前に消毒している
・共同スペースや共同の物に触った時は必ず消毒を行っている
・人と握手をした際は後消毒を行っている
・家族と手を握った際は消毒を行っている
・職場に入る時に消毒を行うように心掛けている
・人の家に行った際は、消毒を行ってから対面している
□ 健康管理に気を付けている
コロナの症状をよく理解したうえで、以下のこともチェックしてください。
・熱がある、突然においや味がしなくなる、だるさがある、咽頭痛、空咳、痰、鼻水、頭痛、呼吸が苦しい、胃腸炎などの症状がない
・持病のコントロールを行っている
・たばこやお酒を控えている
・検温など寝起きをはじめ必要時に行っている
・睡眠時間の確保、栄養バランスの取れた食事、適度な運動などを心掛けている
□ 排泄時にも注意を怠っていない
新型コロナウイルスは血液のほか、尿や便にも存在していることをよく理解し、以下のこともチェックしてください。コロナ感染症状の排尿・排便(下痢〈軟便・水様便〉)の場合は特に注意が必要です。
・排泄後は蓋をして、水を流している
・換気扇を必ず回し、窓があれば開けている(換気口がどの向きになっているか注意。室内向きなら飛沫が室内に飛ぶため使わない)
・使い捨ての便座シート・除菌クリナー(噴霧できるタイプ)を使って便座からの接触感染のリスクを減らしている
・周囲の除菌を感染対策のうえで行っている
・ごみは必ずビニール袋に入れ、縛って捨てている
・排泄後は必ず石鹸を使っての手洗いを行っている(タオルを共有しない)
※トイレのウイルスや細菌による汚染は便器だけでなく、手の触れるドアノブや洗浄レバー、各種ボタン、便座、ふた、トイレットペーパーのホルダー、蛇口、床や壁といったあらゆる箇所が接触感染の原因となります。感染を広げないように清掃するには感染の少ないところから順に汚染のひどい箇所へと行います。
以下のことにも注意してください
―スマホについて
耳に当る、指で触ることからスマホなどの貸し借りは感染リスクを高めます。通話時にマスクから漏れる飛沫が付着しやすいためです。家族であっても、貸さない・借りないようにしましょう。やむを得ず、他者を変わるときはスピーカーが望ましいです。汚染を考え、用途に合った方法でこまめに除菌を行いましょう。自宅には、手洗い後に除菌し持ち込むようにしましょう。
―手荒れについて
手洗いの回数が増え、アルコール消毒も数多く行う中、手荒れが目立つかと思います。保湿を十分に行う事が重要です。傷は粘膜であるため、指に傷ができると、感染を起こすことに成りかねません。お湯だと油分も一緒に取られてしまうため、冷たいですが、流水と石鹸とで手洗いを行うのがいいでしょう。