〈大阪朝高ラグビー部、強豪校への足跡 1〉“誰にも負けへんプライド”/強さの礎築いた草創期
2020年12月09日 12:00 スポーツ 主要ニュース創部から48年、歴史と伝統を築き上げてきた歴代部員たちの功績のもとに、いまや全国区の強豪校に成長した大阪朝高ラグビー部。同部は、12月27日から開催される第100回全国高等学校ラグビー大会(花園、~21年1月9日)へ2年ぶり11回目の出場を決めた。本企画では、「草創期」「中央大会と花園」「名実ともに強豪校へ」の3つのテーマで同部の歩みを振り返り、その魅力と強さの秘訣に迫る。
恩師、同期との誓い貫き
大阪朝高ラグビー部は、1972年に東大阪市三ノ郷の旧校舎で創設された。同部の創設者で、初代監督を務めた金鉉翼さん(71)は、朝鮮大学校ラグビー部の1期生として「在日ラグビーの父」である故・全源治氏の指導を仰いだ。
「朝高にラグビー部を作り、必ず朝高の全国大会を開催しよう」と、金さんを含めた朝大ラグビー部1期生の同期7人が教員として、大阪、東京、愛知、九州、神戸、東北、山口の各地の朝高に赴任した。