〈本の紹介〉私は本屋が好きでした―あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏/永江朗 著
2020年10月07日 11:33 コラム「憎悪の棚」はいかにして生まれるか
日本社会に蔓延る街頭やネット上での目に余るヘイトスピーチ。特定の個人や民族を攻撃し、差別を助長するヘイトは書店にもあふれ、平積みにされた嫌韓・嫌中などをあおる「ヘイト本」が「憎悪の棚」をなしている。本書では書店事情や出版業界に精通する著者が、「本屋にとってのヘイト本とは何か」をテーマに、ヘイト本が作られ、本屋に並ぶまでの過程をライターや編集者、書店経営者など関係者への取材をもとに詳細に述べている。