朝鮮に渡った日本人妻、親族の思い
2020年10月11日 09:00 主要ニュース“一度でいいから故郷に行きたい”
“生きているうちに願いかなえて”
在日朝鮮人の帰国事業で、配偶者として共に朝鮮に渡った「日本人妻」。その数はおよそ1800人とされるが、大半は半世紀以上も里帰りが果たせていない。朝鮮東部の咸興に住む中本愛子さん(89)もその一人だ。愛子さんの妹で熊本県に暮らす林恵子さん(69)と息子の真義さん(40)は、愛子さんを含む日本人妻たちの一時帰国の実現を求めている。9月下旬、関係省庁への要請活動のため上京した真義さんに、朝鮮にいる家族、また問題解決への思いを聞いた。