公式アカウント

〈朝鮮経済トレンドウォッチ 1〉進化する朝鮮の農業/姜日天

2020年10月02日 12:05 主要ニュース 共和国 経済

科学農法による多収穫への取り組み

かつて東京大学の農学博士をして『一国の農業は斯くありたい』(川田信一郎著、農山漁村文化協会、1985年刊)という書物を執筆せしめた朝鮮の農業は、90年代に大きな痛手を負うことになった。幾重にもかさなる困難のなかで大規模な土地整理と自然流下式水路の建設等によって農業再生のインフラを築き、農民の役割を高めるべく管理方法を革新するなどの諸施策によって朝鮮の農業は着実に回復し、近年では科学農法による多収穫への取り組みを徹底することで新たな境地を開拓しつつある。農業生産、特に穀物生産拡大に向けた近年の取り組みの一端を紹介したい。

Facebook にシェア
LINEで送る