〈青商会結成25周年、新たな飛躍を 4〉滋賀県青商会
2020年08月24日 17:11 主要ニュース今年で結成25周年を迎える在日本朝鮮青年商工会(青商会)は「豊かな同胞社会のために!コッポンオリたちの明るい未来のために!アプロ!(前へ!)」というスローガンを掲げ、KYC運動「アプロ!」を力強く展開する過程でさまざまな成果を収めてきた。民族教育支援事業、経済生活サポート事業、3大愛国課業などの分野で新たな飛躍を成し遂げている地方及び地域青商会を紹介する。
「自然消滅」を乗り越えて
地域同胞社会、滋賀初級を支える活動に注力している滋賀県青商会。金慶哲会長(41)は、「60周年を新たなきっかけとして、学校の10、20年先を見据えて青商会の力を発揮したい」と会員たちを引っ張っている。
1995年に在日本朝鮮青年商工会(青商会)が結成され、ここ滋賀でも滋賀県青商会が結成された。しかし、同青商会は「豊かな同胞社会、子どもたちの輝ける未来のために」といった青商会本来の役割を十分に発揮できないまま活動は停滞していき、「自然消滅」状態に陥っていった。
窮状を脱すべく、15年前に滋賀県内の青商会世代の同胞を中心に「湖青会」を立ち上げ、県内での活動やネットワーク構築に注力。そうして2010年、滋賀県青商会を再結成し、滋賀初級を支える財政活動や対外活動を本格的に展開していった。