化学工業の課題を提示、首都市民の生活保障問題も/朝鮮労働党政治局会議
2020年06月08日 14:31 主要ニュース 共和国朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会第7期第13回政治局会議が7日に行われた。
党中央委員会政治局の委任によって、金正恩党委員長が会議を司会した。
会議では、(1)国の化学工業を展望を持って発展させる上で提起される問題、(2)首都(平壌)市民の生活保障問題、(3)現行の党活動で提起される一連の規約上の問題を一部修正して党規約改正案に反映する意見を審議、批准、(4)組織問題―が討議された。
まず、第1の議案が討議された。
委員長は、化学工業の構造を主体化、現代化の要求に即して改造し、持続的な発展軌道に乗せるための方向と方途を明示。化学工業は工業の基礎であり、人民経済の主要攻略部門であると重ねて強調し、朝鮮労働党が化学工業を金属工業と共に自立経済の2本の柱にし、第7回党大会(2016年5月)で朝鮮の実情と世界的趨勢に合わせてC1化学工業を創設することに関する方針を提示した後、その活動を本格化してきたことについて述べた。
また、党中央委員会第7期第5回総会(19年12月)で化学工業発展の中核事項としてC1化学工業の創設と肥料生産能力の造成について取り扱ったことに言及し、化学工業全般の主体化、現代化を実現するための闘いを幅広く展開する構想と意志を表明した。
会議では、内閣総理がC1化学工業創設の科学技術的保証と経済的効率を再検討・審議した科学グループの活動状況と化学工業部門の現実態に対する報告を行った。そして、C1化学工業の創設を早めるための意見を聴取し、化学工業発展の新たな活路を開くための問題を協議した。
委員長は、化学工業全般をもり立てるための当面の課題を提示。