〈各地で学校再開〉「友だちと過ごせて楽しい」/広島初中高
2020年06月03日 10:44 主要ニュース新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校措置をとっていた各地の初、中、高級学校で、6月から約3ヵ月ぶりに授業が再開された。3月初旬から自宅でオンライン授業を受けるなどして過ごしてきた児童・生徒たちは、級友や先生との久しぶりの再会に笑顔をみせた。一部地域での感染拡大がいまだ続くなか、各校では登校時の検温や消毒、教室の換気など教員たちが感染防止に細心の注意を払いながら、子どもたちの学習保障に努めている。
広島初中高でも6月1日から生徒、児童と付属幼稚班の園児らの登校が一斉にスタートした。
新型コロナウイルス感染症の拡大を避けるため、幼稚班と初級部、中・高級部にそれぞれ分かれ分散登校した。6月8日からは全ての園児、児童、生徒が同時間に登校する。部活動は5日から段階的に行われる予定だ。
同校では4月13日から始まったオンライン授業の視聴と、学校独自の遠隔授業や遠方の生徒たちに対する出張授業が行われていたが、この間に授業ができなかったり、遅れている科目に関しては、土曜の授業や1学期終業式を7月23日から8月7日に延期するなどして対応する。
4月12日に入学式と始業式が行われた後、休校措置を取っていたが、広島では感染者数が少なかったこともあり、5月11日からは初・中・高級部の児童、生徒たちが曜日と時間帯を分けて登校していた。
呉蒼悠さん(初6)は、「家にいるよりも友だちと過ごせる学校生活が楽しい」と学校スタートを喜んでいた。
(金孝俊)