〈ヘイトの時代に 6〉連帯通じ広がった視野/在特会襲撃事件当時の教員に聞く
2019年11月15日 14:47 主要ニュース 民族教育京都第一初級襲撃事件(2009年)当時の教務主任、その後に校長を務め、現在は京都第2初級で教える金志成教員(51)。
事件後、京都第1初級(当時)教員たちは、本来の業務である「子どもたちの教育」以外のことに多くの時間が割かれるようになった。
警察の聴取や市の緑地課、弁護士の対応など校外での仕事が増え、子どもたちのために使える時間は減った。子どもたちがクラブ活動などの学校事業で外出する度に「警備」としてついて行き、休み時間や登下校時は見守りも行った。そのような生活は事件後から学校の統合まで継続し、少しずつ教員たちの体力を削っていった。保護者をはじめとする同胞たちの協力にも限界があった。