「不当な支配」の主体は誰か/連続学習会、東京無償化弁護団が企画
2019年07月03日 15:39 主要ニュース 民族教育連続学習会「改めて問う朝鮮高校無償化除外と日本社会」の第1回目「正面から問う、『不当な支配』とは何か?」が6月24日、東京都内で行われた。2010年の高校無償化法施行から来年で10年を迎えるなか、朝鮮学校だけがその対象から除外され続けている。これと関連し、現在全国5地域で行われている国家賠償請求訴訟は、大阪1審で勝訴(二審敗訴)をしたものの、その他の地域では地裁・高裁ともに敗訴判決が出ており、東京・大阪では最高裁に持ち込まれた状況だ。東京朝鮮中高級学校「高校無償化」裁判弁護団が主催した今回の学習会。弁護団は、司法闘争が最高裁段階に移行したいま、高校無償化からの排除と裁判経過を改めて振り返り、そこから明らかになる「日本社会の現在」を記録し、思考しようと同学習会を企画した。
初回の講師を、東京無償化訴訟二審で東京高裁へ意見書を提出した名古屋大学大学院の石井拓児准教授が務めた。