〈金正恩委員長の活動・2019年5月〉国防力を引き続き強化
2019年06月04日 16:02 主要ニュース 共和国外部の脅威から自主権を固守
金正恩委員長は、5月、朝鮮東海海上で朝鮮人民軍の最前線・東部戦線防御部隊(4日)と最前線・西部戦線防御部隊(9日)の火力打撃訓練を指導した。6.12朝米共同声明や北南共同宣言の精神に逆行して米南軍事演習が再開されるなど、朝鮮への敵視政策が露骨化する中、緊張した情勢に即して国防力を引き続きうち固める方針を示した。
火力打撃訓練
今回の火力打撃訓練は、大口径長距離ロケット砲や戦術誘導兵器の運用能力を検閲し、定期的な戦闘動員準備を抜かりなく行うことや、部隊の迅速な反応能力を判定、検閲する目的で行われた。
金正恩委員長は、訓練を指導した際、生じた情勢の要求と党の戦略的意図に即して部隊の戦闘任務遂行能力を高め、いかなる不意の事態にも主導的に対処できるように万端の戦闘動員態勢を整えなければならないと強調した。
4月に行われた最高人民会議の施政演説で金正恩委員長は、朝鮮の対内外政策について言及。米国が正しい姿勢で、朝鮮側と共有できる方法論を探した条件であれば、第3回首脳会談を行う用意があり、今年末まで米国の勇断を待つとした。一方で、朝鮮半島に到来し始めた平和の気流は強固なものではなく、強力な軍事力によってのみ平和が保障されるという哲理をつねに胸に刻み、自衛の原則を堅持し、国防力を引き続きうち固めなければならないと指摘した。
施政演説後、金正恩委員長は、