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〈月間平壌レポート 5月〉異常気象克服し穀物増産へ

2019年05月29日 10:00 主要ニュース 共和国

高温現象・干ばつに対処

【平壌発=金淑美】今月半ば、まだ5月だというのに平壌をはじめ全国各地で最高気温が30度以上の真夏日が続いた。平壌では24日に33度、最北の咸鏡北道慶源郡では25日、38度を記録するなど各地で気温が上昇。高温・干ばつによる農作物への影響が懸念される中、各地では可能な限りの被害対策を講じ、全力を挙げて穀物増産に取り組んでいる。

田植えがスタート

今月半ばから各地の農村で田植えが始まった。稲作の過程で最も重要な作業である田植え。毎年この時期は国家・社会的な関心が農村へ集中するが、今年は例年以上に熱気に満ちている。昨年に続き高温現象と干ばつの深刻な被害が予想される中、なんとしても穀物増産を達成するためだ。

田植えを控えた七里農場

平壌で観測史上最高の38.3度を記録した昨年、自然災害により穀物生産量は前年度を下回った。数年来の干ばつ、さらに昨冬は降雪量も極端に少なく、全国の貯水池の水位が低下、水不足が指摘されている。

労働新聞17日付は気象水文局のインタビュー記事で、1月から5月15日までの全国の平均降水量が、1917年以降同時期の降水量としては最も少ないと伝えた。筆者は2月末から平壌に滞在しているが、

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