「記憶 反省 そして友好」の追悼碑第16回追悼集会が群馬で/120人が参加
2019年04月08日 16:36 主要ニュース 歴史歴史修正主義と闘う思い一つに
「記憶 反省 そして友好」の追悼碑第16回追悼集会(主催=「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会、以下「守る会」)が8日、群馬県高崎市の高崎市労使会館で行われた。県下同胞、日本市民、「守る会」のメンバーら約120人が参加した。
一層の意味を持つ碑
過去日本の植民地下で、強制連行や強制労働の末犠牲となった朝鮮人の追悼を目的に、2004年、群馬県との協議を経て県立公園「群馬の森」に建立された「記憶 反省 そして友好」の追悼碑。2014年7月、碑が「紛争の原因」になるなどという理由から、県が突如として設置更新を不許可にして以降、守る会は、県の行為が違法であるとし、処分の取り消しなどを求め訴訟をおこした。
1審の前橋地裁判決(18年2月)は、県による裁量権の逸脱・濫用を認め、更新不許可処分について違法であると結論づける一方、県が設置更新の不許可理由にあげた「追悼式が『政治的行事』に該当するのか」という点については、「強制連行」の文言を使用し主義主張をすることが、「死者を悼む目的を超えて、政治性を帯びることは否定できない」として、式が「政治的行事」であると判断。1審判決を不服とし控訴した県と、更新許可の義務付けを求め付帯控訴をした守る会とのあいだで、現在係争中にある。