〈ようこそ!朝大・朝鮮自然ミュージアム98〉大同江シラウオ
2019年03月01日 11:25 コラム朝鮮のシラウオの仲間では最も大きく成長する種である。体は透明で、オスは尻びれの付け根に一列の鱗が並んでいる。本来シラウオは河口付近で卵から孵化し海に降って育つ。そして翌春、河口に上がり産卵し、一生を終える。だが西海閘門ができ大同江は巨大な湖のように。本種は「アリアケシラウオ」が海に降りず淡水に適応した新種として記載されている。つまり「大同江固有種」だ。
(李景洙・朝鮮大学校朝鮮自然博物館館長)