〈車椅子のわが子と民族教育 6〉育ち合う子どもたち/玄明姫
2018年05月24日 11:27 コラム東京中高創立70周年記念イベントの時に、学年主任が車椅子の輝樹を舞台に上げたいと言ったが、本番中は叶わなかった。それで、記念写真は輝樹をセンターに座らせて撮影することになった。
輝樹をウリハッキョに通わせて一番良かったことは、たくさんの子どもたちとふれあえたことだ。12年間、輝樹と一緒に過ごしてきた子どもたちは、彼を「特別視」していない。体が不自由でも「自分でやれることはやれよ」的なところがある。ある意味すごく厳しい。一方、中高から一緒になった子たちは輝樹に対してすごく甘い。何でもやってあげる。輝樹がほかの学校出身の子たちにちやほやされていると、東京第4初中出身の子たちは「何、輝樹、ヘラヘラして!」という雰囲気がある。親の私にはどっちもすごく良いなと映る。