「愛国を騙る亡国の歴史無知」―安倍内閣の妄言/歴史家・中塚明氏が都内で講演
2018年03月27日 10:23 文化・歴史 主要ニュース「明治150年」、そして、3.1独立運動100年
「明治150年、そして、3.1独立運動100年―歴史の事実に正面から向き合おう」と題して、近代の日朝関係史研究の第一人者、中塚明・奈良女子大名誉教授の講演が6日、都内で行われた。中塚さんは講演の冒頭、朝鮮半島において南北首脳会談の開催が決定されるなど歓迎と期待感を示す一方、世間を騒がす公文書改ざん疑惑について「安倍内閣になって国民の知る権利はだんだん狭まれてきた。明治時代は公文書の偽造は当たり前だった。当たり前だったことが国民には知らされなかった。公文書の偽造は、明治時代は一貫して行われてきた」と厳しく批判した。