〈食のはなし12〉災害に備えよう／李幸子

阪神淡路大震災から、23年の月日が経とうとしています。

神戸で生まれ育った私は、4歳になったばかりのとき、被災しました。まだ幼く、当時のことはあまり憶えていませんが、とにかく家が大きく揺れて、怖かったことを記憶しています。

さらに、今から7年前の東日本大震災、2年前の熊本大地震では、皆さんの記憶にも新しく、こちらもたくさんの命が犠牲になりました。さらに、東北地方では、放射能汚染も大きな課題として残っています。

このように、日本は小さな島国ですが、世界的にも地震の多い国で、地震の規模も大きいといえます。阪神淡路大震災での教訓を、東日本大震災で少しずつ克服し、次にいつ起こるやもしれぬ非常時に備え、各自治体や行政が、様々な取り組みをしています。