公式アカウント

〈金正恩委員長の活動・2017年11月〉ICBM「火星15」型の試射を指導

2017年12月13日 11:50 主要ニュース 共和国

朝鮮の平和、戦略的地位を担保

金正恩委員長の指導の下、11月29日、新型の大陸間弾道ロケット(ICBM)「火星15」型の試射が成功裏に行われた。米国本土を攻撃できる超大型重量級核弾頭の装着を可能にしたICBMの試射成功は、米国の核威嚇政策と核の脅威から国の主権と領土を守り、朝鮮の平和を担保し、戦略的地位を格段に引き上げる歴史的大業となった。

国家核武力の完成

「火星15」型は、29日午前2時48分に平壌郊外からロフテッド軌道で発射された。53分間飛行し、朝鮮東海の目標水域に着弾。最高高度は4475kmに達し、950kmの距離を飛行した。

金正恩委員長は、28日午後、試射に関する朝鮮労働党軍需工業部の報告書に試射断行の命令を記し、試射を現地で指導した。

金正恩委員長は、11月29日、新型のICBM「火星15」型試験発射を現地で指導した。(朝鮮中央通信)

試射の成功を目にした金正恩委員長は「国家核武力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業の実現」を宣布。国防科学部門をはじめ、国のすべての部門で治められる目覚ましい成果は朝鮮労働党が選択した並進路線と科学重視政策の輝かしい結実であると強調した。

同日発表された政府声明は、「火星15」型が、米本土全域を攻撃できる超大型重量級核弾頭の装着が可能なICBMであると指摘。7月に試射した「火星14」型よりも戦術的・技術的諸元と技術的特性がはるかに優れた兵器システムで、朝鮮が目標としたロケット兵器システム開発の完結段階に到達した最も威力ある大陸間弾道ロケットだと述べた。

ロケット事変の年

朝鮮の国家核武力建設は、わずか1年の間に驚異的な速度で進展を見せた。

金正恩委員長は、1月新年の辞において、ICBM試射の準備が最終段階にあると闡明した。

3月には新型の高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験が行われ、5月には、地対地中長距離戦略弾道ロケット(IRBM)「火星12」型の試射に成功。7月には、初のICBMとなる「火星14」型の試射を2度成功させ、9月にはICBM装着用水爆実験を完全成功させた。

労働新聞11月30日付の政論は、2017年を「ロケット事変の年」と位置づけ、「火星15」型試射の成功は「朝鮮の戦略的地位を完全無欠に担保する最も偉大な力が火山のように噴出した特大事変である」と強調した。

朝鮮の最終目標は「米国と実質的な力の均衡を取ること」にあり、大国主義者らに対し、制裁・封鎖の中でも、国家核武力の完成目標をいかにして達成するのかをはっきりと見せつける必要があるとした金正恩委員長の言葉(9月15日、IRBM「火星12」試射)通り、朝鮮は米国と追随勢力の制裁・封鎖をはねのけ、自らの計画を遂行した。

自力更生の精神を発揮

ICBMの保有は朝鮮の平和を担保し、経済建設をさらに加速させるものとなる。

11月、金正恩委員長は、3月16日工場、金星トラクター工場、勝利自動車連合企業所、新設の順川ナマズ養殖工場などの経済・人民生活分野を次々と現地指導した。

金星トラクター工場を訪れた金正恩委員長は、工場が生産した新型の80馬力トラクター「千里馬804号」を視察した。「千里馬804号」は、部品計3377種1万228個のうち、3333種1万126個を自前で生産、供給することで、国産化率98.7%に至った。

金正恩委員長は「労働者たちが自力更生の精神を高く発揮して造った新型トラクターは単なる車両ではなく、敵対勢力の封鎖を断ち切り、経済強国の近道を力強く切り開く、自力、自強の鉄馬である」と労働者たちの偉勲を高く評価した。

(金宥羅)

関連記事

新設された順川ナマズ養殖工場

関連資料

金正恩委員長の活動日誌・2017年11月

 

Facebook にシェア
LINEで送る