〈人・サラム・HUMAN〉朝青西横浜支部・宣伝文化部長／徐瑛淑さん

“世代をつなぐ架け橋に”

神奈川中高を卒業後、支部で開かれた卒業生祝賀会で出会った朝青の先輩たちに惹かれ、朝青活動に積極的に携わるようになった。

現在は、ハナ信用組合で勤務する傍ら、日校生宅への訪問事業やSNSを使っての朝青活動の宣伝、そのほかにも日本学校へ通う在日学生を対象に朝鮮語を教える青年学校「プリ」での講師を務めるなど朝青員たちが「欠かせない存在」というほどに朝青の主要メンバーとして活発に活動している。

「誰かがやってくれると思わず、まずは自分から。朝青では、日本社会では忘れがちな自分というルーツを振り返ることができる」

一方で「世代間をつなぐ架け橋になって支部を盛り上げたい」と、各団体が連携し支部運動を進めるため、青商会や女性同盟などとの交流にも日ごろから力を入れている。

「同世代の子たちが、日本社会でも朝鮮人として誇り高く生きていけることを、朝青活動を通じて抱いてくれたら本望だ。支部での行事を通じて同胞社会がいいなと思えたり、やっぱり子どもはウリハッキョに通わせたいと思えるような取り組みをこれからもしていきたい」

朝青活動10年目を迎える今年、徐さんは「人と人を繋ぐのは人。だからこそ、こつこつと訪問を重ねることで同胞社会の輪を広げ、活動に参加する朝青員たちの数を着実に増やしていきたい」と目を輝かせた。(賢)