〈金正恩委員長の活動・2017年2月〉孤児に対する体系的教育を
2017年03月09日 11:36 主要ニュース 共和国平壌初等学院が竣工、現地見て回る
金正恩委員長は2月、新たに建設された平壌初等学院を現地指導した。初等学院とは保護者のいない子どもたちを預かり小学校の課程にあたる教育を行う機関である。
実の親のように
平壌初等学院は校舎、寄宿舎、野外運動場からなり、延べ面積は7870㎡。金正恩委員長が建設を指示し、平壌市が実行した。
校舎と寄宿舎をはじめ学院内の各所を見て回り、建設と運営準備の状況に対する報告を受けた金正恩委員長は、初等教育機関の特性に合わせて全ての教室が多機能化、情報化され、各種の教具、備品も十分にそろえられたと指摘。子どもたちが国を愛し集団を思う心を育み、一般基礎知識とスポーツ・芸術教育を十分に受けられるよう、金正日愛国主義教育室、少年団室、自然室、音楽・舞踊普及室などもよく整備されたと評価した。また廊下にもさまざまな絵が描かれたことで全てのスペースが子どもたちの知識や常識を身につけるうえで役立つ空間になったと述べた。子どもたちが受けている授業も参観した。
金正恩委員長は全国が孤児のための活動に特別な関心を払っているのがわれわれの社会の気風、社会主義朝鮮の家風になったが、本当に良いことであると述べた。
そのうえで、初等・中等教育の質によって高等教育をはじめ国の全般的な教育の質が規定されることから、党の初等・中等教育重視政策を徹底的に貫徹するところに人材強国化実現の近道もあると述べた。また、教員の資質を絶えず高めて教育の内容と形式、方法を改善する活動に引き続き注力すること、教職員が子どもたちの実の親のように、子どもたちの人格形成と生活に必要なさまざまな教育を具体的に行うことなどについて指摘した。
平壌市には2014年10月に育児院、愛育院が、昨年7月には中等学院が竣工した。このたび初等学院も新たに建設されたことで、親のいない子どもたちに対する体系的な養育・教育が時代のニーズに合わせて発展・強化されることとなった。