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朝大生が「公認会計士」試験 現役一発合格/政治経済学部法律学科3年 金紀柱さん

2016年11月18日 13:38 主要ニュース 民族教育

朝大政治経済学部法律学科3年の金紀柱さん(東京第5初中、東京朝高卒業)が、公認会計士試験に合格した。朝大現役生から、公認会計士試験合格者が出るのは今回が2回目。

金紀柱さん

金紀柱さん

金さんは大学1年生の後期から朝大の授業後に専門学校に通った。12月の1次試験、8月の2次試験を経て、合格。

合格の報を受け、「卒業までの残り1年半、朝大生活を有意義に送りたい」と笑顔を見せた。

医師、弁護士とともに3大国家資格と称される超難関資格の公認会計士。金さんも大学生活の大半を勉学に費やした。時には、朝7時から専門学校で小テストを受けた後、9時からの朝大の授業に参加、その後また専門学校に戻り授業を受け、朝大に帰り、復習をするなどハードなスケジュールを過ごした。長期休暇の間は、周りの学生たちが帰省する中、寄宿舎に残り、試験勉強に没頭した。

そんな金さんを支えたのは「同胞社会に恩返ししたい」という強い意志だった。その気持ちが芽生えたのは高級部時代。サッカー部主将という大役を背負いながら、全国大会を目指し仲間と切磋琢磨する中で「なぜ、僕たちは全国を目指すのだろう」と自問自答した。「応援してくれた同胞たちに喜んでもらいたい。自分の姿で、育ててくれた同胞社会へ感謝の気持ちを伝えたい」。その「夢」は朝大進学後もぶれることはなかった。

 友人たちと肩を組む金さん(中央)


友人たちと肩を組む金さん(中央)

「ぼくにとって資格取得は最終ゴールではない。昔から抱いてきた夢を叶える手段だ」と金さんは言う。その気持ちは政治経済学部の友人たちや教員と話し、ときにはぶつかる中でより確固たるものへと深化した。

金さんのクラスを担任する楊憲・政治経済学部准教授は「難易度の高い資格試験をパスするための紀柱の学習量は誰もが認めるものだった」とし、「多忙な生活を支えてくれた友人たちへの義理、祖国研修を通して培った人生観を胸に、大学生活で模範になってほしい」とエールを送った。

現在はプログラミングを勉強中だと話す、バイタリティにあふれた金さん。「常に目標をもち、これからの朝大生活を意義深いものにしたい」。そう語った。

(文・金宥羅、写真・盧琴順)

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