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千葉ハッキョの会、日朝学術教育交流協会が訪朝

2016年08月18日 11:50 主要ニュース 共和国

日本人支援者らが見た、子どもたちの「祖国」

【平壌発=金淑美】千葉朝鮮学校を支える県民ネットワーク(千葉ハッキョの会)と日本朝鮮学術教育交流協会のメンバーら10人からなる合同訪朝団が7月30~8月4日にかけて朝鮮を訪問した。一行は中央動物園、自然博物館、将泉野菜専門協同農場など平壌市内の各所をめぐったほか、板門店や信川博物館も見学した。また滞在期間、金正淑託児所や金成柱小学校などの教育施設を訪れ、朝鮮の教育機関関係者との交流も深めた。

千葉ハッキョの会では初

日朝友好教育交流代表団が朝鮮を訪問した。

日朝友好教育交流代表団が朝鮮を訪問した。

2014年に発足した千葉ハッキョの会が訪朝するのは、今回が初めて。会ではこれまで、行政に対する補助金再交付の要請活動や、研究会、上映会などを通じた財政支援活動などに地道に取り組んできた。日常的に朝鮮学校を訪れ、学校関係者らと「顔の見える関係」を築いてきたその一方で、教員、生徒らが「祖国」と呼ぶ朝鮮に対しては、国家権力や大手マスメディアによる誹謗中傷が洪水のごとく流される中、一定の距離感を縮められずにいた。千葉ハッキョの会の呼びかけ人である堀川久司さん(59)は「私にとって朝鮮学校の先生や子どもたちは大切な人たち。その人たちのルーツがある国が日本国内ではボロクソに言われている。今後活動を続けていくうえでも、一度は自分の目で朝鮮を見なければと思っていた」と語る。

金正淑託児所を訪れた日朝友好教育交流代表団一行

金正淑託児所を訪れた日朝友好教育交流代表団一行

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