笑い、語り合った夏の3日間/留学同「マダン」
2016年08月18日 13:02 主要ニュース12〜14日にかけて兵庫県で行われた「マダン2016~ポラム!チャラン!マダン!~」(主催=実行委員会)では、各地の約200人の同胞学生たちが出会い、寝食を共にすることで親睦を深め、多種多様な企画を通じて朝鮮の民族を体感した3日間を過ごした。

盛り上がりを見せた兵庫、京都朝鮮歌舞団の公演
1日目のオープニングでは実行委員会のメンバーの紹介、実行委員長のあいさつなどがあり、班別に分かれて弁当を食べた。
その後の運動会では、本部、または班対抗別で綱引き、朝鮮相撲、ドッジボール、リレーなどが行われ、学生同士が仲を深めた。

運動会(朝鮮相撲)
夜になると学生たちは、「朝鮮名を名乗ること」と題した留学同卒業生の韓梨恵さん(24、千葉大学大学院)による講義を受けた。韓さんは、日本学校出身である自身の経験、葛藤、転機について触れながら、朝鮮史を学ぶことで在日朝鮮人としての自身を肯定的に認識するようになったと言及。そして留学同と出会い、幅広い留学同活動を通じて感じた朝鮮名を名乗ることの意義などについて述べた。
留学同兵庫の鄭淑英さん(関西学院大学4年)は、「同胞学生と出会い、語り合う場である留学同の存在の大切さを改めて実感した」と感想を述べた。