〈リオ五輪〉アーチェリー個人戦、カン・ウンジュが3回戦進出
2016年08月10日 08:55 スポーツ 主要ニュース 共和国勝負を決めた「10」
9日午後(現地時間)に行われた、リオデジャネイロオリンピックのアーチェリー個人戦の1、2回戦が行われ、朝鮮のカン・ウンジュ選手(21、ランキングラウンド15位)が、1回戦でブラジルのサーラ・ニキチン選手(27、ランキングラウンド50位)を6-0(25-24、26-23、27-22)、2回戦でスウェーデンのクリスティーネ・ビエレンダール選手(29、ランキングラウンド47位)を6-2(25-26、26-25、25-23、27-25)で下し、3回戦に駒を進めた。
アーチェリーでは、射距離70mから122センチの標的に向けて矢を放つ。標的は外側が1点となっており、中心に近づくにつれて1点刻みに点が高くなり、最高10点となっている。標的の中心は「X」となっており、その点数は10点となるが、同点の場合に「X」に刺さった矢の数が優遇される。
個人戦では1セットでそれぞれが3本の矢を標的に向かって交互に放ち、合計点の高いほうがそのセットを獲得できる。1セット獲得で2点となり、先に3セット(6点)を獲得した選手が勝利となる。
5日(現地時間)に行われた、予選であるランキングラウンドで15位という成績を収めたカン選手は、個人戦の1回戦で開催地であるブラジル代表のサーラ選手を6-0と圧倒。続く2回戦ではスウェーデン代表のクリスティーネ選手に第1ゲームを奪われるも、続く第2ゲームを奪取。第3セットではお互いに矢が乱れる中、カン選手が見事に「10」を決めセットを獲得。これで流れを引き寄せ、続く第4セットでも「10」を決め、6-2と逆転勝利。3回戦へと駒を進めた。
12日午前(現地時間、日本時間12日午後)に行われる3回戦では、南朝鮮のチャン・ヘジン選手(29、ランキングラウンド2位)と北南対決を行う。
(朝鮮新報)