〈人・サラム・HUMAN〉群馬県朝鮮女性と連帯する会・事務局長/藤井多栄子さん
2016年07月12日 13:25 主要ニュース正しく歴史を知り、伝えたい
群馬朝鮮問題研究会(71年創設)が発祥となった金日成・金正日主義研究会の活動をする夫・藤井保仁氏の影響で、朝鮮問題に関心を持つようになった。60代から同研究会の活動を始める一方で、「歴史の事実を知らなければ、差別や偏見につながるのではないか」という思いから、群馬県朝鮮女性と連帯する会の活動にも精を出すようになった。そして昨年、同会の事務局長に就任。これまでに3度訪朝した。
「資本主義や個人主義がはびこる日本社会で、孫たちの世代が正しく歴史を知り、日朝の人々が共に生き、助けあえる社会をつくっていくには、この活動こそが、自分がいまできること」だと藤井さんは言う。