公式アカウント

「統一大会合」提案

2016年06月20日 09:12 春・夏・秋・冬

祖国解放71周年に際して「全民族的な統一大会合」を開催しようという北の提案が反響を呼んでいる。北南の当局、政党、団体の代表らが一堂に会し、民族和解と統一問題を虚心坦懐に議論する。実現すれば、朝鮮半島情勢に転機が生まれる。春夏秋冬

▼北は「大会合」開催を8.15に合わせた。今後の北南関係を熟慮したに違いない。毎年、8月には「乙支フリーダムガーディアン」米・南合同軍事演習が行われる。昨年は、軍事境界線付近での地雷爆発事件と対北心理戦放送再開がきっかけとなり、演習期間中に武力衝突の危機が高まった。

▼5月の朝鮮労働党大会で、衝突回避と緊張緩和のための北南軍事会談開催が提案されたが、南の朴槿恵政権は「北核放棄」を口実に拒否を続けている。米・南の挑発に対して、人民軍は断固たる自衛的措置をとる。対話のチャンネルが閉ざされたまま、緊張が高まれば、昨年8月のような危機が再燃する恐れがある。

▼最悪の事態が訪れる前に、北は民族の理性と英知を結集するための大きな仕組みを準備した。4月の総選挙で「与小野大」政局が生まれた南でも、北の「大会合」提案は関心を集めているという。北の政党は参加を呼びかける手紙を南の政党、団体に送ることにした。総聯も「大会合」に在日同胞代表団を派遣することを表明した。民族の理念を前面に打ち出して一つになれば、紛争を防ぐ強い力が生まれる。8.15に向けた大団結のうねりが始まっている。(永)

Facebook にシェア
LINEで送る